
最も大切な目のケアは、目を酷使せず、疲れたと感じたら目を休めてあげることです。しかしながら、現代の日本ではなかなかそうも言っていられません。そこで、パソコン作業が多く、ショボショボするあなたの目を疲れにくくする対策、目の疲れを素早く回復させる対策をいくつか紹介します。

ネオスチグミンメチル硫酸塩には、眼球に分布する末梢の副交感神経系を活性化させ、毛様体筋の収縮をサポートする働きがあります(詳しくは第4回のコラムを参照)。夕方などで、パソコンの画面にピントを合わせるのが辛い、画面がぼやけて見える、目がショボショボするときなどにネオスチグミンメチル硫酸塩が配合された目薬を使用すると、ピント調節を助けてくれるので、近くを見るのが楽になります。
ただし、目の疲れを原因から取り除くわけではありませんので、長時間のパソコン作業の後などは、十分な休息を取ることも忘れないで下さい。

目の乾きは目の疲れとも密接に関わっています(詳しくは第2回を参照)。2000年から2001年に行われた、1025名のVDT(パソコンなどの映像端末)作業従事者を対象とした大規模調査の結果、4人中3人がドライアイまたはドライアイ疑いであることが明らかとなりました。
VDT作業で目がゴロゴロしたり、乾燥感があるとき、目薬をさしている人は多いと思います。目のうるおいを保つための目薬は大きく分けて2つのタイプがあり、1つは涙液そのものに近い成分で涙液を補充してやるもの、もう1つはコンドロイチン硫酸エステルナトリウムなどを配合することで、涙液を保持する能力を高めるものです。涙液量が減っている人の場合、後者のタイプの目薬のみさす場合には、余計にゴロゴロすることもあります。そのような場合は、先に前者のタイプの目薬をさしてから後者のタイプの目薬を使用するほうが良いこともあります。
ただし、点眼回数があまりに多いと、目薬に含まれている防腐剤によって目の表面に炎症を起こしてしまうことがあります。頻繁に点眼される方がいらっしゃいますが、用法を守って使用するようにしましょう(防腐剤の入っていないタイプの目薬もあります)。
私たちが日常生活で得ている感覚情報のうち、約80~90%を視覚が占めていると言われています。近年、パソコンや携帯ゲーム機、携帯電話のメールなどの普及で近くをみる作業時間が増加しています。この社会変化に伴う目の疲れは、まさに現代病と言えるでしょう。
目の疲れを放置しておくと、肩こりや頭痛を感じるようになったり、更に深刻な場合には、自律神経失調症などに代表される全身的な体調不良に陥ることもあります。もし持続した目の疲れを感じるようであれば、眼科医に相談されることをお勧めします。適切なeyeケアで視生活を改善することで、あなたの生活の質はもっと向上するはずです。








