ご存知でしたか?40代からのEyeケア

第2回:目が乾いて疲れてませんか?眼疲労をまねく目の乾き

加齢に伴う目の調整機能が低下することによって、目が疲れることは第一回で紹介いたしましたが、今回は目の乾きと目の疲れの関係にスポットをあてて紹介します。目の乾きをケアして、目の疲れを和らげてあげましょう。

目の乾き緩和するには?

目が乾いたと感じたときに、コンドロイチンなどが配合された目薬をさすことで、症状が和らぐこともあります。

涙の粘性を上げてやることで涙の層を壊れにくくすることができます。涙の層が壊れるまでの時間が長くなり、目の乾き症状が緩和されることがあります(図5)。
また、熱すぎない(40度)程度に温めた蒸しタオルで目の周辺を温めるとマイボーム腺からの油分の分泌を促す効果があると考えられています。
その他、エアコンの風が直接当たらないようにする、意識的にまばたきの回数を多くする、パソコンの画面を少し上から見るようにする、などの方法もあります。
適切なケアで、目の乾きや目の乾きからくる目の疲れの症状を改善しましょう。

図5

ドライアイについて

近年、ドライアイという用語が広まり、目の乾きを感じた際に、自分がドライアイなのではないか、と疑う人が増えてきているようです。
実際、目の乾きが一時的なものではなく、慢性化した場合はドライアイと診断され、点眼薬による治療や涙点を閉鎖する治療を行います。ただし、ドライアイと聞くと、『涙の量が少なくなっている状態』と思われがちですが、実は目の乾きを訴えて来院される患者さんの中で涙の量が少ない人は1割程度です。
涙の量が少ないことが原因で目の乾きを訴えている場合を涙液減少型ドライアイ、それ以外の場合を蒸発亢進型ドライアイと呼んでいます。
蒸発亢進型ドライアイは、涙がさらさらで流れてしまう、または蒸発しやすい状態のためにすぐに涙が乾いてしまうことが原因と考えられていますが、中には目の疲れを“目の乾き”や“異物感”として感じていることも多く、目を疲れ難くしてやることで、目の乾きを訴えなくなる患者さんもいらっしゃいます。
ドライアイは病気です。一時的な症状であれば良いのですが、長期に渡って目の乾きがひどい場合にはドライアイになっている可能性もあります。
目が乾燥するからといって、1日に何十回も目薬をさしていては、症状は悪化することにもなりかねません。目の乾きが続く場合は、無理をせずに眼科に相談しましょう。
ドライアイについてもっと詳しく知りたい方はこちら

P.S. 眼科診察室から

医学博士 梶田 雅善先生 東京都港区の梶田眼科院長。日本眼光学会理事・日本コンタクトレンズ学会理事を兼任。その他に新聞・雑誌の取材やセミナーを通じ、目の健康に関する啓発活動に尽力している。

【参考文献】

注1:
Krenzer KL, Dana MR, Ullman MD, Cermak JM, Tolls DB, Evans JE, et al. Effect of androgen deficiency on the human meibomian gland and ocular surface. J Clin Endocrinol Metab. 2000 ; 85 : 4874-82.
注2:
丸山邦夫, 横井則彦. CL装用眼のドライアイのメカニズム. Frontiers in Dry Eye 2006 ; 1 : 46-50.
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